【株素人の心配事】株の配当が年金の代わりになるか?!



こんにちは、だしのもとです。
株の配当が年金の代わりとなるか
自分なりに計算し、まとめてみました。

株の配当が年金の代わりになるか?!


まず、なぜ株の配当を年金の代わりにしようと考えたかですが、
とある本で「自分で年金を準備しよう」、「株の配当で年金を作ろう」という内容を見たのがきっかけです。
たしかに配当は毎年ある程度安定してもらえるため、年金として見れるなと思いました。

また、年金受給年齢が今後も上がると予想されており、もしかしたらもらえないかもしれないと言われており、もらえない場合、自分で補えるものなのか気になり、計算してみました。

今回は年金の中でも国民年金を配当で補えるかについて書いてみました。

株の配当を年金化に必要な経費


まず、現在の国民年金についてですが、以下の「参考」にあるように満額で779,300円(2017年7月時点)です。(参考:http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-02.html)

これを株の配当で賄おうとすると、いくら必要なのか計算してみました。

779,300円(国民年金満額) ÷ 0.8(株の税金は約2割) = 974,125円

年間、約100万円の配当が必要であるということになります。

そして、元手がいくら必要なのか、2つの視点から計算してみました。

①配当を基準に計算
②平均貯金額を基準に計算

①配当を基準に計算


株価500円で配当が1株あたり10.00円(単元株は100株)を保有した場合、いくらの元金がかかるか、計算してみました。

上記の株ですが、私が4年間株投資をやってみて結構存在するであろう利回りで、計算しやすい想定の株です。

計算結果は以下になります。

1,000,000(年間で必要な配当額) ÷ 1,000(1企業からの配当金) = 1000

1,000の企業から配当を貰う必要があることになります。

50,000(1企業の単元株に必要な金額) × 1,000(企業) = 50,000,000

つまり、必要な元手は5000万円ということになります。

非常に大きな金額になってしまいました。
この金額を60歳までに用意できる人はなかなかいないですよね。

②平均貯金額を基準に計算


ちなみに以下の「参考」によると、50代の平均貯金額は約1,000万円で、中央値は約400万円だそうです。(参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/451339/)
60歳から配当を年金としてもらうと考えると50代に準備する必要があるため、50代の平均をもとに計算してみました。

元手が平均貯金額である1000万円とすると、単元株の価格が5万円で計算すると、以下のような結果になります。

10,000,000(株投資の元手) ÷ 50,000(1企業の単元株の価格) = 200

200社分買える計算となります。

1,000,000(年間で必要な配当額) ÷ 200(保有する企業数) = 5,000

つまり、株価5万円で配当5,000円の企業を200社分保有できれば、元手1,000万円で国民年金を賄うことができます。

しかし、上記のような利回り(10%)の企業はなかなかないと思います。
このままだと、平均貯金額の元手では、難しそうですね。

そこで、以下の条件で再計算したら、どうなるか試してみました。

(1)NISA口座を使用
(2)優待、配当のある株を買う

条件を変えて再計算


(1)NISA口座を使う

すべての株をNISA口座で買い、配当に全く税金がかからない想定で①と同じ計算をすると以下の結果になります。

780,000(国民年金満額) ÷ 1,000(1企業からの配当金) = 780

50,000(1企業の単元株に必要な金額) × 780(企業) = 39,000,000

必要な元手が3900万円となり、最初に比べ1,000万円以上も少なくて済むようです。
やっぱり2割近い税金は厳しいですね。

(2)優待のある株を選んでみる

さらに、これまでは配当のみの株で計算していましたが、優待もある株で計算してみます。以下のような利回り5%で計算してみます。個人的な体感では、利回り5%の株は結構あると思います。

・単元株価は50,000円(株価500円で100株が単元)
・配当は1,000円(1株あたり10.00円)
・優待1,500円(100株保有でもらえる)

780,000(国民年金満額) ÷ 2,500(1企業からの配当+優待)  = 312

50,000(1企業の単元株に必要な金額) × 312(企業) = 15,600,000

必要な元手は1,560万円という計算となりました。

まだ程遠いですが、最初に必要と考えてた5000万円比べると、だいぶ平均貯金額に近づきました。

まとめ


今回いろいろ計算してみましたが、私の知っている範囲では、株で国民年金を補うのは難しいということがわかりました。

途中からタイトルに反して、株主優待も含めて計算してみましたが、それでも難しいようですね。

ただ、計算上ですが1,560万円元手があれば、ぎりぎり補えそうなので、とりあえず目標にしていきたいと思います。まだまだ程遠いですが。

しかし、今回条件に出したNISA口座はいつまで続くかわからないですし、株主優待制度も日本だけの独特の制度なので、今後グローバル化が進んだときに廃止になる恐れは大いにあるので、5年後くらいにはもっと必要になっていそうな気がします。

今回は補うのは難しいという結果になりましたが、これから色々勉強し、可能な方法がないか考えていきたいと思います。

では、また明後日。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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